2021年1月16日
令和2年度 第4回量子医療研究会 テーマ:「BNCTおよび光免疫療法の最前線」
講演: (株)ハイメディックが取り組むがん検診・がん治療~大切な人をがんで亡くさない社会を目指して~
株式会社ハイメディック 代表取締役
株式会社ハイメディックはリゾートトラスト株式会社の100%子会社で、1994年、予防医学の可能性を追求して設立された『ハイメディック山中湖倶楽部』を母体とし、その数年後には世界に認められた検診方式『山中湖方式』を確立。いまでは、東大病院や京大病院をはじめとする国内最高レベルの医療機関に検診を委託し、「高精度検診」「予防医療(プライマリーケア)」「治療サポート」「抗加齢・健康(エイジングケア)サポート」を総合的に提供し、富裕層向けの会員制の総合メディカル倶楽部へと進化している。
「がん検診」という概念さえなかった1994年、日本で初めてPETを用いたがんの早期発見プログラムを検診に導入し、その後国際的に「山中湖方式」として認知された。現在、東京大学医学部附属病院、京都大学医学部附属病院の研究講座を開設し、大阪大学医学部附属病院や日本医科大学付属病院など、多くの国内大学病院や地域有力病院との診療連携、医療連携を通じて東京圏、中部圏、関西圏の国内8拠点を展開し、18,000人の会員を擁している。ハイメディックの考え方は今後の超高齢社会に向けて、疾病の早期発見・早期診断・早期治療から「健康長寿」にむけたQOL向上にあると設定して活動している。
多くの有力病院との診療連携、医療連携も強みの一つであり、大都市圏を中心に国内8拠点展開により医療革新を前進させていくことを目指していることが紹介された。また、加速器BNCT(ホウ素中性子補足療法)の研究、開発を行なう(株)CICSに出資している。